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  • 2018/01/24 01:46

    NHK BSプレミア「イッピン」の放送を終えて。
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    たくさんの反響をいただき大変ありがたく思っております。
    番組のほうでは主に「パン切り台」をとりあげて頂きました。
    マイクロスコープで撮影している所には、正直、驚きました。
    僕自身、今回の撮影で勉強させていただく事がと多くとてもよい経験を
    させていただいたと思っております。
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    わたなべ木工芸のヒット商品には「パン切り台」「パン皿」の2つがあります。
    これは、どちらも、もやい工藝 故・久野恵一様のプロデュースで制作した物になります。
    久野様が雑誌「暮らしの手帳」でパン皿を「わたなべ木工のパン皿」として紹介していただいて
    からわたなべ木工芸の在り方が変わったと思っております。心より感謝しております。
    なので、お手数ではございますが、「パン皿」「パン切り台」はもやい工藝様・オンラインショップ「moyais」様
    のほうからお買い求め頂きたいと思っております。
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    「パン皿」「パン切り台」。
    これはどちらも白木(無塗装で木を削ったままの状態)です。
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    そして、実は わたなべ木工芸 の特徴っていうのが
    「漆塗りもできる!」って事なんです。
    実は、木を削って、漆塗りもできる工房って全国的に見てもとても少ないんです。
    木地師は漆塗りはできない。
    塗師は木地を作れない。
    これは当たり前の事なんです。
    漆器って元々、分業のものだからって言えばそれまでなんですが、
    なぜなのかって自分なりに考えた答えが
    「技術が難しくて、作業工程が多すぎるから」
    です。
    木地は刃物作りから。
    漆塗りは気温・湿度によって仕上がりが違う。
    数字にできない感覚的な要素もどちらもとても多いです。
    わたなべ木工芸はもともと木地師なので木を削るのはわかる。
    でも、漆塗りは手探りでやってる事も多いです。
    例えば、
    今回紹介された
    「タンブラー」の内側の白漆です。
    漆はもともと茶色なので白を作るのは大変難しいです。
    それでも、お茶を美味しく飲むには絶対に白がいい!
    トライ&エラーを繰り返してやっと製品化できたのが
    今のタンブラーなのです。
    木の良さを活かし、丈夫なものを適正価格で!

    欅の「タンブラー」

    じつはものすごいおすすめ商品です!!
    ぜひ、よろしくお願い致します。
    では~☆彡