2018/06/25 00:14
この前、取材していただいた番組の放送日が決まりました。
6月27日(水) 夕方6時15分~ KNBニュースeveryの中で
放送される予定です。もしお時間が合えばご覧いただけると
嬉しいです。
・
漆器は元々、木地師が木地をつくり、塗師が漆を塗って仕上げ、
漆器屋さんが販売する形が普通です。
しかし、木地づくりから漆塗り、そしてお客様に販売する所までを
やってしまうのがわたなべ木工芸のスタイルです。一部、販売を
お任せしている商品もありますが基本的には
少量生産品を自分達で販売しています。
これが、正しいか正しくないかはわからないのだけれど、僕は
気に入っています。
「お客様にとって作り手の顔が見える物」
「作り手がお客様の顔をイメージしてつくる物」
この2つがあるのとないのでは、
お客様が使っていただいた時の気持ち良さが違うと思うし、
作り手としては作る物が違ってくると思う。
・
普段使い用のシンプルな物が多いのだけれど、
お客様の日常生活をイメージしたら、
派手な装飾や輝きすぎるツヤはないほうがいい。
木の温かみは感じれたほうがいい。
そういう気持ちを形にするには今のやり方が良いのかなと思っています。
・
三代目の肩書の話。
木地師の家系に生まれたけれど、漆も塗るし、販売員として百貨店に立つ時もある。
そして、パソコンで作業する事も多い自分の肩書がよくわかりません。
今回のテレビでも「木地師」と言う肩書が腑に落ちず
何を血迷ったか「ハイパー漆器クリエイター」でお願いしたのですが、
とても優しい口調で却下していただいたのはここだけのお話。
では、またー☆彡