2019/10/29 00:56
<知ってしまうと気になる事>
知らなければ知らないでいいんだけど、
知ってしまうと気になってしまう事ってありますよね。
僕にとってのそれが上の写真です。
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三方(さんぽう)です。
写真の物は
檜でできた三方。
わたなべ木工芸の「木のお鏡餅」の下に
使ってる漆塗りのちょっとイケてるやつ!
でも、今回はイケてるイケてないのお話では
ありません。
三方の置き方のお話です。
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この三方って大きくわけて
二つのパーツになってます。
上と下です。
上は「折敷(おしき)」
下は「筒胴(つつどう)」っていうらしいです。
そこで、上の写真を見てください。
折敷のつなぎ目がこっち向いてるの変だと
思いませんか?
ちなみに筒胴の球根みたいな穴は
三つしか空いてないので
向こう側につなぎ目があります。
折敷と筒胴は分かれるタイプの三方もたくさんあるし
この三方も分かれるタイプなので揃える事ができますが
これが正解なんです。
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上のつなぎ目はこっち向きで
下のつなぎ目はあっち向き。
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なんでこんなルールなのかというと
上の折敷が神様にお供えする時に使う物で
つなぎ目を神様に見せるのは失礼。
下の筒胴の球根のような穴の装飾は
人の為に作っているかららしいです。
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ちょっとややこしいですけど、
覚えておいて損はないかなと。
そして、知らない方もけっこう多いので
三方の向きが間違って置いてあるのを
目撃する事もあるわけです。
知らなければ、全然気にならないのに
知ってしまうと気になっちゃう。
もしかすると
知ってしまうと損かもしれないですね!
では、また~☆彡