2020/05/01 15:39
<白木地製品のお手入れについて>
無塗装の木の器に事を白木と言ったりします。
わたなべ木工芸の器では
パン皿が有名です。
で、その白木の器ってどんな感じで使っていくの?
ってお話です。
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何も塗装をしていないという事は、油や水分を吸い込みます。
その時に、シミがつく事はあります。
なので、使いはじめる前にオリーブオイルなどの油をしみ込ませてしまって
シミを付きにくくする作戦があります。
それとは、逆にシミが付いていくことによって少しずつ変化をしていく姿を
楽しむ方法もあります。
どちらもいいと思う。
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写真のお盆は、僕の祖父の覚平が白木のお盆にお茶を何回も何回もしみ込ませて
仕上げた物です。
中の部分しか塗ってないので、その色の違いが一目瞭然。
使用感はありますが漆を塗ったみたいに綺麗になっています。
なるほど。
こういう事なのか。
漆もいいけど、無塗装の器を育てるのもやっぱりいい。
すげーよ、じいちゃん。
俺も頑張る!じっちゃんの名にかけて!!
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でも、僕はホントは蜜蝋仕上げが好きだ。
蜜蝋の香りがしてなかなかよい。
シミは付きにくくて、雰囲気も大きく変わらない。
少しツヤがでてしっとりした感じになる。
木のボールペンは蜜蝋仕上げだよ。
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まとめると
・食用の油をしみ込ませるオイル仕上げ
・急須に残った茶葉を綿布に包みこんで拭きあげる
・蜜蝋ワックスをすり込むように薄く塗る
・そのまま使い続ける
などがあります。
ぜひ、お試しくださいな。
ちいさくてちょっといいお盆特集やってます。
特集のお盆は全て無塗装の物で現品限りです。
よろしくお願いいたします。
では、また☆彡