2020/08/19 11:34
<わたなべ木工芸の漆器をガシガシ使っても大丈夫な理由>
漆器って傷がつくからお手入れが大変そうとか思ってますね?
わかります、わかります。
僕も、◯◯塗りとか名前がついてるような
高級な漆器を見た時には怖くて触れません。
ましてや、普段使いなんて無理〜!!
って思っちゃいます。
お手入れとか使い方とかそれ以前のお話です。
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そんな僕なんですが、
わたなべ木工芸の漆器はガシガシ使います。
ここで言うガシガシっていうのは、
「普通の食器洗いスポンジで中性洗剤を使って洗う」
です。
タワシやクレンザーなどはさすがにダメです。
この写真に写ってるようなネットに入ったスポンジも
説明書きでは
漆器には使えないって書いてある事が多いのですが、
大丈夫。
普通に使えます。
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なぜなのか?
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ツルツル、ピカピカに仕上げてないから。
お椀に関して言えば、
木地(塗装する前の状態)の段階で少しだけ
刃物の跡をわざと残して仕上げてます。
そこに、できるだけツヤを出さないように
漆を塗り重ねる事により、
傷が目立たないようになっています。
そして、日常で使う事によりついていく
打ち傷やすり傷のような使用感が
また、”いい感じ”になっていくわけです。
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あっ、
ツルツル、ピカピカに仕上げてある物もあります。
木目が見えるような仕上げの物。
拭漆(ふきうるし)仕上げって言って、
漆を塗ってすぐに拭きあげています。
それを、下地で2回。
仕上げに4回。
合計6回塗って仕上げています。
お盆やタンブラーの外側の部分の仕上げです。
それも、傷が目立つ仕上げではないので大丈夫。
ガシガシ使ってください。
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何年も使う事によって
漆が剥げてきた時も
有料にはなっちゃいますが、
塗り直しもできます。
お気軽にお問い合わせください。
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今日は息子の夏休み最終日です。
自分が子供の時は夏休みの最終日は宿題地獄でした。
今年は夏休みが短いおかげで
息子は地獄を見なくてすみそうです。
では、またー。