2025/03/28 17:08
今回、ご紹介する材料はこちらです。
「ケンポナシ」
ケンポナシっていう木は基本的には、ケヤキと同じような色なんですが、
今回の材料は”赤い”ケンポナシです。
こちらの材料、実はいただき物なんですが、
古いお家の屋根裏からでてきた物。
材木屋さんに聞いてみたところ
こんな赤いケンポナシは一生に出会えるかどうかの
激レアな物だそうです。
すごいね!
では、ケンポナシの特徴について解説してみたいと思います。
では、いってみましょう!
ケンポナシはクロウメモドキ科の広葉樹。
産地は、北海道〜九州。
外国でも生息しているみたいです。
硬さは硬くもなく柔らかくもない。
欅と同じくらいになります。
僕の体感では少し柔らかく感じました。
木目は、大きな道管が年輪の周りに重なり年輪がはっきり見えます。
欅や栗と同じ感じです。
色は、普通のケンポナシは心材の部分は濃いオレンジ色で
辺材の部分は白っぽくなります。
色の濃い欅という感じですね。
匂いは、ほぼ無臭。
動画のコメント欄に「薬箱のような匂い」といただきました。
なるほど。言われてみたらそうですね!
時間の経過とともに匂いは少なくなっていくと思います。
用途は、家具材、工芸品、建築材や楽器にも使われています。
経年変化は、より深みのある茶色に変化し。
今回の材料の場合は、わかりませんが
もっと色が濃くなっていくかなと思います。
杢(複雑な模様)もでる木材です。
今回の赤いケンポナシも縮み杢(木目が波状に縮んでシワが寄ったような模様の木目)がでています。
正確なソースはないんですが、
日本の戦国時代、ケンポナシは丈夫で長持ちする木材として重宝され、
武具の一部にも使われたんじゃないかと言われているそうです。
木軸ペンとして使うと、まるで戦国武将が愛した道具を
手にしているような気分になれるかもしれませんね!
現在では、ケンポナシは流通量が少ないんですね。
なので、「知る人ぞ知る、こだわりの木材」。
「通好みの一本」
になるんではないかと思います。
もうこの材料を使い切ったら出会う事はないと思います!
今回で2回目の再販。
残りが少なくなってきました。
数に限りがありますので
気になった方は早めにチェックしてみてください。
では、またー