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  • 2020/06/26 16:15

    <プレゼントをつくりたい その2>
    前回の投稿で
    「贈った人がセンスがいいって思われるような物をつくりたい」って
    お話をしましたが、
    その続きです。
    具体的に何をしているのか。
    そんな事は、山ほどありまして、
    箱の色やサイズへのこだわり。
    価格設定。
    購入後、贈った後の行動の先までデザインして
    ホームページやインスタグラムの投稿を
    整えています。
    でも、まー、そういうのは置いておいて
    一番の狙いって言うのがあるんです。
    それは、贈った人、贈られた人が
    「めっちゃいい人になれる!」
    って事なんです。
    全然、意味がわからないと思うので少し我慢して読んでみてください。
    この木のボールペンは
    「木地師が作るボールペン」って前置きがあるんです。
    普通の人だと
    「木地師ってなんやねん?」
    って思われる方が多いかなって思います。
    簡単に説明すると
    漆器って木に漆を塗った器の事で、その漆を塗る前の
    木の部分をつくる人の事を木地師って言います。
    僕もいちおうこの木地師なんです。
    で、この木地師さんって時代の変化とともに
    どんどん減ってきています。
    僕が所属してる「庄川挽物会」でも、
    10年以上新しい人が入ってきてません。
    僕が、最年少でこのまま一生新人のまま消滅しそうな勢いなわけです。
    まー、それはそれでしょうがないよねって思ってる部分はあるのだけれど、
    せっかくなら庄川挽物木地って伝統工芸の為になる
    モノ作りっていうのをしようかなと。
    その為にはまず、木地師って人の存在を知ってもらう事から
    はじめてみようと思ったわけです。
    僕の場合はこの産地の最後の後継者を自称しちゃってるので
    この仕事をしてるだけ、ここに存在してるだけで
    産地の消滅を食い止めていると自画自賛しています。(めっちゃハードル低い)
    そんな僕が木地師って存在をみんなに知ってもらう事により、
    日本の伝統工芸の産地の一つが消滅しないようにって意味を込めてる作っている物。
    そういう商品をプレゼントする方ってどうですか?
    めっちゃいい人じゃないですか??
    贈られた人も使っていただければ
    人の目に触れます。
    それがきっかけになってまた広がるかもしれない。
    無意識に社会貢献しちゃえるわけです!
    贈る人、贈られる人、みんなめっちゃいい人になれちゃうんです。
    最高だよね!
    もちろん商品自体の質や
    デザインにもこだわってます。
    もし、センスが悪いって思われる事があれば、
    それは僕のセンスが悪いって事なので、
    僕のせいにしておきましょう。
    いつも最後まで読んでいただきありがとうございます。
    無駄に長い文章をわざわざ読んでくれるあなたもめっちゃいい人です。
    では、また~☆彡
    テイッ!