2026/08/19 15:01


以前、古い家の屋根裏から見つかった、赤みの強いケンポナシの材料を
譲っていただきました。
一般的なケンポナシとは異なる深い赤色をしており、材木屋さんに見てもらったところ、
「このような赤いケンポナシは、一生に一度出会えるかどうか」といわれたほど
珍しい木材です。

さらに今回使用した部分には、光の当たり方や見る角度によって表情を変える、
美しい縮み杢も現れています。

そんな希少な赤いケンポナシを使用した「Penman JP」のシャープペン・ボールペンを、
8月21日(金)19時から新発売します。

この記事では、ケンポナシがどのような木なのか、一般的なケンポナシとの色の違いや、今回の材料に現れた縮み杢の魅力についてご紹介します。

ケンポナシ(玄圃梨)とは?

ケンポナシは漢字で「玄圃梨」と書き、クロウメモドキ科ケンポナシ属の落葉広葉樹です。
日本では北海道の一部から九州まで分布し、朝鮮半島や中国にも自生しています。

秋になると、果実を支える柄の部分が肉厚になり、梨のような甘みを持つという、
少し変わった特徴があります。「玄圃梨」という名前に「梨」の文字が入っていますが、
一般的な梨とは異なる種類の木です。

木材としては、重さや硬さが中程度で、欅に近い印象があります。
年輪に沿って大きな道管が並ぶため木目がはっきりと現れ、
木軸ペンにすると、力強く美しい表情を楽しめます。


一般的なケンポナシとは異なる赤い色合い

一般的なケンポナシの心材は、黄褐色からオレンジがかった褐色をしており、外側の辺材は明るい黄白色をしています。
それに対して、今回使用している材料は、一般的なケンポナシよりも赤みが強く、深みのある赤褐色をしています。
材木屋さんによると、これほど赤みが強くなったのは、木が育った環境の影響ではないかとのことでした。
同じ樹種であっても、育った環境や木の個体によって色合いは異なります。その中でも、これほどはっきりとした赤みを持つケンポナシは珍しく、自然が生み出した特別な表情を楽しめる材料です。

光の中で表情を変える縮み杢

今回の赤いケンポナシには、光が波打つように見える「縮み杢(ちぢみもく)」が
現れています。

縮み杢は、木の繊維がまっすぐではなく、波状に並ぶことで生まれる模様です。
繊維の向きによって光の反射が変わるため、ペンを動かしたり見る角度を変えたりすると、
明るく輝く部分が移動しているように見えます。
今回の材料では、深みのある赤褐色の中に、やわらかな光の筋が浮かび上がります。
縮み杢の現れ方は一本ずつ異なり、同じ材料から製作しても、それぞれ違った表情を楽しめます。

赤いケンポナシで作るPenman JP

深みのある赤褐色と、光の中で表情を変える縮み杢を持つケンポナシは、
太さのある「Penman JP」の軸にすることで、その魅力をよりしっかりと感じられます。
希少な材料を一本ずつ丁寧に削り出し、国産の金具と組み合わせました。
重量は約32gで、手にしたときに程よい重みと安定感を感じられます。
シャープペンとボールペンの2種類をご用意しています。日々の筆記に使いながら、赤い色合いと縮み杢がつくり出す、それぞれに異なる表情をお楽しみください。

希少材としては価格を抑えて


材木屋さんから「一生に一度出会えるかどうか」といわれたほど珍しい、赤いケンポナシ。
通常であれば、木材そのものの希少性から、さらに高い価格になることも考えられます。
しかし、今回は古い家の屋根裏から見つかった材料を譲っていただいたため、
希少材としては価格を抑え、税込12,650円で販売します。

一般的なケンポナシとは異なる深い赤色と、光の中で表情を変える縮み杢。
その価値を実際に手に取り、日々の筆記の中で楽しんでいただければと思います。
現在の赤いケンポナシを使い切った後は、通常のケンポナシへ変更する予定です。
この色合いと縮み杢を持つPenman JPは、現在の材料がある間だけの特別な一本となります。

まとめ


ケンポナシ(玄圃梨)は、年輪に沿って大きな道管が並び、欅にも似た、はっきりとした木目を持つ国産材です。
今回使用した材料は、一般的なケンポナシとは異なる深い赤色をしており、
材木屋さんから「一生に一度出会えるかどうか」といわれたほど珍しいものです。
さらに、光の当たり方や見る角度によって表情を変える、美しい縮み杢も現れています。

赤いケンポナシのPenman JPは、重量約32g。
国産金具を使用し、シャープペンとボールペンの2種類をご用意しました。
価格は、どちらも税込12,650円です。

8月21日(金)19時から新発売します。
現在の赤い材料を使い切った後は、通常のケンポナシへ変更する予定です。
この材料ならではの赤い色合いと縮み杢を、日々の筆記とともに長くお楽しみいただければ幸いです。



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