2026/06/16 15:57


本日は、Penman JP 欅 上杢の再販日です。
今回の再販にちなんで、商品名にも入っている
「上杢(じょうもく)」について、
改めて解説したいと思います。

木軸ペンを見ていると、
「欅」「黒檀」「山桜」などの木の種類だけでなく、
「上杢」「玉杢」「縮み杢」といった、木目に関する言葉を見かけることがあります。

その中でも「上杢」は、少しわかりにくい言葉かもしれません。
簡単に言うと、上杢とは
普通の木目とは違う、特別に美しい木目のことです。
ただし、上杢は「この模様なら上杢」と決まっているわけではありません。

木を見てきた経験や、その工房ごとの判断によって選ばれる、上質な木目のことを指します。
今回は、わたなべ木工芸で使っている「上杢」という言葉について、
できるだけわかりやすくお話ししていきます。

木軸ペンを選ぶときに、木の種類だけでなく木目にも注目すると、
一本一本の違いがより楽しく見えてきます。

上杢とは、特別に美しい木目のこと

上杢とは、簡単に言うと
普通の木目とは違う、特別に美しい木目のことです。
ただし、上杢は「この形の模様が出ていたら上杢」というように、
はっきり決まった模様の名前ではありません。

たとえば、木目が細かく入り組んでいたり、
年輪模様の間にシワのような揺らぎ模様があったり、
光の角度によって見え方が変わったりする木があります。

そういった木目は、ただまっすぐな木目とは違い、
見たときに深みや奥行きを感じます。

わたなべ木工芸では、長年木を扱ってきた経験をもとに、

「これは普通の木目とは違う」
「ペンにしたとき、きっと美しい一本になる」

と判断した材を、上杢として扱っています。
つまり上杢とは、
自然がつくり出した木目の中でも、特に美しさや存在感を感じられるもの事をいいます。

普通の木目と上杢は何が違うのか

その中でも上杢には、普通の木目とは少し違う、特別な表情があります。

たとえば、木目が細かく複雑に入っていたり、
年輪模様の間にのシワのような模様が入っていたり、
光の当たり方によってツヤの見え方が変わったりします。

こうした特別な木目は、樹齢を重ねた老木に現れることも多くあります。
長い年月をかけて成長する中で、木は風や雨、気温の変化、自重など、
さまざまな自然環境の影響を受けます。
その時間の積み重ねが、木目の揺らぎや複雑な表情として現れることがあります。
つまり上杢には、ただ模様がきれいというだけではなく、
木が長い時間をかけて生きてきた証のような魅力があります。

見る角度を少し変えるだけで、
ツヤが増して見えたりすることもあります。
このような木目には、ただきれいなだけではなく、
深みや奥行きがあります。

木軸ペンのように、手元で使うものになると、そのツヤの変化や
自然が作り出した美しい模様をより感じやすくなります。

上杢は、工房ごとの判断で選ばれる

上杢は、決まった模様の名前ではありません。
そのため、
「この模様が出ていれば必ず上杢」

「この形でなければ上杢ではない」
というような、はっきりした基準があるわけではありません。

だからこそ、木を扱ってきた経験が大切になります。
わたなべ木工芸では、長年木を見てきた経験をもとに、
木取りの段階から木目の流れや表情をじっくり確認しています。
木を見ていると、

「この部分はペンにしたらきれいになる」

「この木目は使い続けても飽きがこない」

「これは木の個性として、自信を持って届けられる」
と感じる部分があります。

そうした材を選び、ペンに仕上げたものを
わたなべ木工芸では「上杢」として扱っています。

同じ欅でも、木目の出方は一本一本違います。
だからこそ、上杢の木軸ペンには、
量産品にはない個性や特別感があります

欅は、日本人にとって身近で力強い木

今回再販する「Penman JP 欅 上杢」に使っている欅は、
日本でも昔から親しまれてきた木のひとつです。

欅は、木目がはっきりとしていて、
見た目に力強さがあります。
まっすぐ伸びるような木目もあれば、
大きくうねるような表情を見せることもあり、
一本一本にしっかりとした個性があります。

また、欅は硬くて丈夫な木としても知られています。
そのため、昔から建物や家具、器など、
長く使うものにも使われてきました。
わたなべ木工芸では、漆器の木地の材料として
最も多く取り扱ってきて木材の一つです。

木軸ペンにしたときも、欅らしい力強い木目がよく映えます。
そして、硬くて丈夫な木なので傷がつきにくいというメリットもあります。

欅らしい力強さと、上杢ならではの上質な木目。
その両方を楽しめるのが、
「欅 上杢」の魅力です。

まとめ|上杢は、普通の木目とは違う特別な表情

上杢とは、特定の模様の名前ではありません。
わたなべ木工芸では、長年木を見てきた経験をもとに、
普通の木目とは違う、特に美しい木目を「上杢」と呼んでいます。
木目が細かく入り組んでいたり、
年輪模様の間にシワのような揺らぎがあったり、
光の当たり方によって表情が変わったりする。
そうした木目には、ただきれいなだけではない、
深みや奥行きがあります。
また、上杢や特別な木目は、
樹齢を重ねた老木に現れることも多く、
長い年月をかけて育ってきた木ならではの表情とも言えます。

今回再販する「Penman JP 欅 上杢」は、
欅らしい力強い木目と、上杢ならではの上質な表情を楽しめる一本です。
同じ欅でも、木目の出方は一本一本違います。
自然がつくり出した特別な表情を、
毎日使う木軸ペンとして楽しんでいただけたら嬉しいです。





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