2025/09/02 15:22
秋をイメージする木と言えば、やっぱり「栗(くり)」かなと思います。
どうですかね?
こんにちは!
わたなべ木工芸 渡辺です。
創業75年の伝統工芸の工房で木軸シャーペン・ボールペンを作っています。
「栗」って、食べるだけじゃなくて、実は昔から日本の暮らしを支えてきた木でもあるんです。
たとえば、縄文時代の竪穴式住居の柱に使われていたり、
家の土台や鉄道の枕木にまで選ばれてきたんですよ。
それだけ丈夫で、長持ちする木だってことなんです。
そんな栗の木、木のペンにすると
素朴で優しい雰囲気をまとった、秋にぴったりの木軸ペンになるんです。
今日は職人の目線で、栗の木のペンの特徴や魅力を、わかりやすくお話ししていきますね。
栗の木の歴史と背景
栗の木って、実はすごく昔から日本の暮らしに欠かせない存在だったんです。
縄文時代には竪穴式住居の柱に使われていた記録もあるくらい。
地面に直接埋めても腐りにくいから、家を長持ちさせるにはぴったりだったんですね。
それだけじゃなくて、もっと時代が進むと、家の土台や橋、鉄道の枕木なんかにも使われてきました。
毎日たくさんの人や物を支える場所に選ばれていた、頼もしい木なんです。
つまり、栗の木は「食べて美味しい」だけじゃなくて、「暮らしを支える木」でもあった。
そんな歴史を知ってからペンを手にすると、ちょっと特別に感じませんか?

栗の木のシャーペンの特徴(4つのポイント)
では、ここからは栗の木のシャーペンの特徴を4つに分けてお話しします。
1. 耐久性と強さ
栗の木は「タンニン」という成分をたっぷり含んでいて、これが防腐や防虫に効いてくれるんです。
だから水や湿気にも強くて、とにかく長持ち。
ペンにしても、毎日安心して使えるのがいいところです。
2. 柔らかな色合い
色は白っぽい優しい色合い(淡い黄褐色)から、ほんのり赤みを帯びることもあります。
派手すぎず、落ち着いた雰囲気なので、学生さんが勉強に使っても、社会人がビジネスシーンで使っても自然に馴染みます。
3. はっきりとした木目
栗の木は年輪がはっきりしていて、シンプルで力強い木目が出やすいんです。
白っぽい優しい色合いに、はっきりとした木目あ浮かぶ日本の木らしい素直さが「毎日使う道具」にちょうどいいんですよね。
4. 手触りの心地よさ
硬さは中くらい(少し硬め)で、軽さとしっかり感のバランスがちょうどいい。
仕上げれば、さらっとした温かみのある手触りになって、書くたびに気持ちいいんです。
栗の木軸ペンはこんな人におすすめ
では、この栗の木のシャーペン・ボールペンって、どんな人におすすめなのかをお話ししますね。
勉強を頑張りたい学生さん。
栗の木の落ち着いた色合いと素朴な雰囲気って、自然と生活に馴染みます。
派手すぎないので、机に置いてあってもお勉強の集中を邪魔しませんよ。
ビジネスシーンで使いたい社会人の方。
淡い黄褐色の上品なトーンは、スーツやデスクの雰囲気にもスッと溶け込みます。
「ちょっといいものを持ってるな」と思わせてくれるけど、決して出しゃばらない。そんな絶妙なバランスがあるんです。
国産材や自然素材にこだわりたい方。
縄文時代から人の暮らしを支えてきた栗の木を、自分の手で毎日使う道具にできるって、ちょっと特別な贅沢な体験をしている気持ちになれるかなと思います。

まとめ
栗の木って、昔から人の暮らしを支えてきた、頼もしくて優しい木なんです。
その木を木軸ペンに仕立てると、耐久性があって安心して使えるし、
色合いは落ち着いていて、どんな場面にも自然になじみます。
派手さはないけれど、素直で力強い木目。
手に取ればさらっとした温かさがあって、きっと毎日の相棒になってくれるはずです。
秋といえば栗。
そんな季節に、一本の栗の木のシャーペン・ボールペンを選んでみるのも素敵じゃないでしょうか。
きっと、あなたの手元にほっとする時間を運んでくれると思います。
では、またー!
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