2025/06/04 15:16

初めて木軸シャーペンを選ぶとき、

「どの木がいいの?」「太さや重さはどう選べばいい?」と迷う方も多いと思います。

こんにちは。わたなべ木工芸の渡辺です。
創業76年の工房で、伝統工芸の工房で木軸ペンを作っています。

木軸シャーペンは、木の色や木目だけでなく、握ったときの太さや重さによっても使い心地が変わります。
長く使う一本だからこそ、見た目と使い心地の両方から選んでいただきたいです。

この記事では、初めての木軸シャーペンを選ぶときのポイントを、私が製作している「Penman JP」を例にご紹介します。後半では、初心者の方におすすめしたい木材をランキング形式でお伝えします。

木軸シャーペンとは?


木軸シャーペンとは、軸(持ち手の部分)に天然木を使ったシャープペンシルのこと。

木ならではのぬくもりや手触りがあり、同じものが二つとない木目の個性も魅力です。
使い始めはサラリとした質感ですが、時間が経つにつれて自然なツヤが生まれ、
しっとりと手になじんでいきます。
また、色味も少しずつ変化していくのが木軸ならではの特徴です。
たとえば、淡い色の木は飴色に、濃い木はさらに深みのある色へと育っていきます。
この経年変化こそが、長く愛用する楽しみのひとつでもあります。
プレゼントや記念品としても人気があり、近年ファンが増えている筆記具です。

木軸シャーペンの選び方|失敗しない3つのポイント

木軸シャーペンを選ぶときは、木の種類だけでなく、太さや重さ、
長く使えるかどうかも確認してみてください。

<好きな色・木目の木材を選ぶ>
木材によって、明るい色、落ち着いた色、はっきりした木目など、見た目の印象は大きく変わります。
同じ種類の木でも、木目は一本ずつ違います。
初めての一本なら、「この木目が好き」「毎日使いたい」と思えるものを選ぶのがおすすめです。
使うたびに目に入る部分なので、見た目の好みも大切にしてほしいと思います。


<太さと重さを確認する>
細くて軽いシャーペンと、太さや重みのあるシャーペンでは、握ったときの感覚が違います。
軽快に動かせるものが好きな方もいれば、しっかりとした握り心地を好む方もいます。
ネットで購入する場合は、商品写真に加えて、軸の太さと重量も確認してみてください。
普段使っているシャーペンと比べると、使うときの感覚を想像しやすくなります。

<長く使えるかを確認する>
木軸シャーペンは、使い込む中で木の色やツヤの変化も楽しめる筆記具です。
気に入った一本を長く使うために、金具の仕様や、故障したときに修理できるかも確認しておくと安心です。
見た目、握り心地、長く使えること。この3つを意識すると、自分に合う一本を選びやすくなります。



初めての一本にPenman JPをおすすめする理由

わたなべ木工芸で製作している「Penman JP」は、木の表情と、
しっかりとした道具を使う感覚を楽しめる木軸シャーペンです。

<木目を楽しめる、太さのある木軸>
Penman JPは、木軸に太さを持たせています。
握ったときの存在感があり、木目が見える面積も広いため、一本ごとの模様をじっくり楽しめます。
木軸シャーペンを初めて手にする方にも、木材の魅力を感じていただきやすい形だと思います。

<重みを生かした、安定感のある使い心地>
重量は木材によって異なりますが、約33〜36gです。
手に持つとしっかりとした重みがあり、ペンの重さを生かして書くことができます。
ただ、シャーペンの重さには好みがあります。
軽いペンを素早く動かしたい方は、購入前に重量を確認してみてください。

<日本製金具を使用し、0.5mm芯に対応>
Penman JPには日本製の金具を使用しています。シャーペンの芯径は0.5mmで、
ノートや手帳への筆記など、普段使いにも取り入れやすい仕様です。

<修理しながら長く使える>
木の軸は、使うほどに色やツヤが変化していきます。
気に入った一本を長く使っていただけるよう、わたなべ木工芸では購入後の修理にも対応しています。
最初は木目に惹かれて選び、使ううちに手になじんでいく。
Penman JPは、そんなふうに長く付き合っていただきたい木軸シャーペンです。


【職人が厳選】初めての木軸シャーペンにおすすめの樹種ランキング

ここからは、私が初めての一本としておすすめしたい木材を、ランキング形式でご紹介します。
販売本数の順位ではなく、木の魅力や選びやすさを踏まえた、職人としてのおすすめ順です。

<1位:欅(けやき)>

初めての木軸シャーペンに、私が一番おすすめしたいのは欅です。
欅は、わたなべ木工芸が長年扱ってきた木材です。
明るい色合いとはっきり見える木目が魅力で、「木でできたペンを使っている」という楽しさを感じられます。

木目が穏やかなものもあれば、複雑な杢が現れるものもあります。
迷ったときは、まず欅のPenman JPを見ていただきたいです。


<関連記事>

【3分でわかる木軸ペンの樹木解説】欅(けやき)

はじめて木軸ペンを選ぶなら、欅(けやき)がおすすめな理由

欅(けやき)の木にこだわる理由。75年続く工房だからこそ出せる美しさ 


<2位:桑(くわ)|温かみのある色を楽しみたい方に>

桑は、黄色みを帯びた明るい色合いが特徴です。
欅とはまた違う、柔らかく温かみのある雰囲気を楽しめます。
使い込むにつれて色が変化していくのも魅力です。
使いながら育てていく楽しみを味わいたい方におすすめします。


<関連記事>

桑の木軸ペンはどんな人におすすめ?経年変化と高級材としての魅力


<3位:山桜(やまざくら)|穏やかな木目が好きな方に>

山桜は、淡い赤みのある色合いと、穏やかな木目が魅力です。
主張しすぎない自然な美しさがあり、毎日の筆記にもすっとなじみます。

はっきりした模様より、落ち着いた木の表情が好きな方におすすめです。
使い続ける中で、少しずつ変わっていく色合いも楽しんでいただけます。


<関連記事>
山桜の木軸シャーペン・ボールペンが新発売|Penman JPで味わう国産パーツの書き心地


<4位:神代けやき|落ち着いた色と、長い時を経た木の魅力>

神代けやきは、長い年月を土の中で過ごした欅です。
通常の欅とは異なる、深い色合いを持っています。

落ち着いた雰囲気の木軸シャーペンが欲しい方や、木材がたどってきた時間にも魅力を感じる方におすすめです。同じ欅でも、1位の欅とは印象が大きく違うので、写真を見比べてみるのも楽しいと思います。





木軸シャーペン選びで迷ったら「ときめく1本」を!

ネット販売の場合、実際に手に取って試すことができない分、写真やデザインから受ける第一印象がとても大切です。
木目の美しさや色合い、光沢感、フォルムのバランスなど、視覚から伝わる要素をじっくり観察してみてください。
「この木目、なんだか惹かれる」「飾っておきたくなるデザイン」と感じたら、それがあなたに合った一本かもしれません。

また、重さや太さの記載、レビューの感想も参考になりますが、最終的には“見た目でときめくかどうか”が選ぶポイントです。
見た目で「これいいな」って思えたら、それが長く使える一本になると思います。

まとめ|おすすめの木軸シャーペンは「使い続けたい」と思えるかどうか

初めて木軸シャーペンを選ぶときは、木の色や木目に加えて、軸の太さと重さも確認してみてください。
しっかりとした握り心地や重みを楽しみたい方には、Penman JPがおすすめです。
どの木にするか迷ったら、まずは木目の美しい欅を。
明るく温かみのある桑、穏やかな山桜、落ち着いた色の神代けやきにも、それぞれ違った魅力があります。

木軸シャーペンは、使うほどに色やツヤが変わり、少しずつ自分の一本になっていきます。
ぜひ、見た目も使い心地も「長く使いたい」と思える一本を選んでください。



わたなべ木工芸では、日本の伝統工芸に馴染みのある木を中心に一本ずつ丁寧に仕上げた木軸ペンをご用意しています。


気になる方は、ぜひこちらからご覧ください。

木軸シャーペンはこちら

木軸ボールペン


こちらもあわせてチェックしてみてください!

木軸ペンとは?初心者にもわかる選び方とおすすめの樹種を職人が解説

https://www.watanabemokkougei.com/blog/2025/06/24/114552



木軸シャーペンとは?特徴や魅力、選び方を木工職人が解説
https://www.watanabemokkougei.com/blog/2025/08/19/101605



日本製パーツを採用した『Penman JP』について
https://www.watanabemokkougei.com/blog/2026/05/10/190939