2026/02/05 11:47


木軸ペンは、木ならではの温かみや質感があり、

「少し良い文房具を使ってみたい」と思ったときに気になる存在だと思います。

一方で、実際に使ってみて

「思っていたのと違った」

「自分には合わなかったかも」
と感じる方がいるのも事実です。

それは、木軸ペンの品質が悪いからではありません。
木という素材の特性や、使う人の好みによって、
向き・不向きがはっきり分かれる道具だからです。
この記事では、
木軸ペンを買ってから後悔しやすい人の特徴を3つ紹介します。
先に「合わないかもしれないポイント」を知っておくことで、
自分に合った1本を選ぶヒントになればうれしいです。

① とにかく「軽さ」だけを求めている人

木軸ペンに興味を持ったとき、「木のペンって重そうだけど大丈夫かな?」
と不安になる方はとても多いです。
普段、プラスチック製の軽いペンを使っている場合は、
その重さの違いに違和感を覚えるかもしれません。
木軸ペンは素材が木なので、
どうしても一定の重さがあります。
そのため、 ”軽さだけを最優先”  で求めている方は、
「思っていたより重い」と感じてしまい、
後悔につながることがあります。

ただし、ここで一つ知っておいてほしいのは、
重さ=書きにくい、ではないということです。

実際の書き心地は、
・ペンの太さ
・重心の位置
・持ち方
によって大きく変わります。
数字上の重さだけでは、使い心地は判断できません。

それでも、
「とにかく軽くないと気になる」
「少しの重さでも違和感が出てしまう」
という方にとっては、
木軸ペンは合わない可能性があります。
一方で、
「ある程度の重さがあった方が安定する」
「力を入れずに書ける感じが好き」
という方には、
木軸ペンの書き味がしっくりくることも多いです。
最初の1本としては、
極端に重いものを選ぶのではなく、
バランスの取れた、
クセの少ない木軸ペンを選ぶことで、
後悔しにくくなります。

② メンテナンスを一切したくない人

木軸ペンは、木の質感や経年変化を楽しめるのが魅力ですが、
「お手入れが大変そう」と感じて、
少し不安になる方もいると思います。

まずお伝えしておくと、
木軸ペンは、必ずしもメンテナンスをしないと使えなくなるものではありません

普通に使っているだけで、すぐに何か問題が起きることはほとんどありません。
ただし、木はプラスチックや金属と違い、
湿度や乾燥の影響を受ける素材です。
使い続けるうちに、表面が少しカサついたように感じることがあります。

そんなときに、
・軽く拭く
・ たまに蜜蝋ワックス(わたなべ木工芸では付属しています)を塗る

といった簡単なお手入れをすることで、
手触りが良くなったり、見た目に深みが出たりと、

より木軸ペンを楽しめるようになります。

つまり、
メンテナンスは「義務」ではなく、
余裕があれば楽しむためのものという位置づけです。
一方で、
「道具には一切手をかけたくない」
「変化すること自体が気になってしまう」
という方にとっては、
木軸ペンの素材感が合わないと感じることもあるかもしれません。
木という素材の特性を知ったうえで、
必要に応じて少し手をかける。
それも含めて楽しめそうかどうかが、
後悔しにくいかどうかのポイントになります。

③ こだわりが強すぎる人

木軸ペンを選ぶとき、
木目(木の模様)や色味、杢(もく)の出方にこだわりたくなる気持ちは、
とても自然なことだと思います。
それ自体は、決して悪いことではありません。

ただ、
「写真とまったく同じものがほしい」
「杢が出方が気にいらない」
といったように、
こだわりが細かくなりすぎてしまうと、
後悔につながることがあります。

木軸ペンは、同じ樹種・同じ工程で作っていても、
見た目や手触りなど、すべてが微妙に違います。
そして、一本ずつハンドメイドで仕上げているため、
どうしても若干の個体差が出ます。

これは不良や品質のバラつきではなく、
木という素材、そして手仕事ならではの特性です。

わたなべ木工芸では、材料の選定から仕上げまで、
20年近く木の仕事に携わってきた職人がやっています。
使用している木材も、見た目だけでなく、
硬さや質感、ペンとしての使いやすさを考えたうえで、
厳選したものを使っています。

そのため、木目の出方や手触りなど、
仕上がりの個体差についての細かなご要望や、
「イメージと違う」といった理由でのご対応は、
お受けできない場合があります。

わずかな違いでも気になってしまう方や、
寸分違わず同じものを求める方には、
工業製品のほうが満足度が高い場合もあります。

逆に、同じものが二つとないことを楽しめる方、
手仕事の若干の個体差や木目の個体差を
「味」や「表情」として受け取れる方にとっては、
木軸ペンはとても相性のいい道具です。

どんな人なら後悔しにくい?

ここまで、
木軸ペンを買って後悔しやすい人の特徴をお伝えしてきましたが、
逆に言うと、次のような方には木軸ペンはとても相性がいいと思います。
・木の質感や手触りが好きな人
・少しずつ変化していく道具に愛着を持てる人
・多少の個体差を「味」として楽しめる人
・長く使うことを前提に、文房具を選びたい人
こういった方にとって、
木軸ペンは「ただ書くための道具」ではなく、
使うほどに手になじみ、
自分だけの1本になっていく存在になります。

もし、
「木の道具が好き」
「手仕事のものに惹かれる」
と感じるなら、
木軸ペンはきっと長く付き合える相棒になると思います。

まとめ

木軸ペンは、見た目の美しさや木の質感が魅力の一方で、
すべての人に合う万能な文房具ではありません。
・とにかく軽さだけを求めている人
・道具に一切手をかけたくない人
・完璧に揃った仕上がりを求めてしまう人
こうした方にとっては、
木軸ペンは少し扱いづらく感じることがあるかもしれません。

一方で、
木の風合いや個体差を楽しめる人、
使いながら愛着が増していく道具が好きな人にとっては、

木軸ペンは長く付き合える相棒になります。

わたなべ木工芸では、
長年木の仕事に携わってきた職人が、
材料の選定から仕上げまで丁寧に行っています。
そのうえで、木という素材、手仕事ならではの特性も含めて、

ご納得いただける方に使っていただけたら嬉しいと思っています。

木軸ペンが気になっている方は、
ぜひ一度、ご自身の使い方や好みに合うかどうかを考えながら、
選んでみてください。
合う人にとっては、
きっと「もっと早く使えばよかった」と感じる1本になるはずです。

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