2026/09/20 10:15
こんにちは。わたなべ木工芸の渡辺です。
創業76年の伝統工芸の工房で、木軸ペンを作っています。
桑の木軸ペンには、使い始めた後に少しずつ分かってくる魅力があります。
使い続けることで色が深まり、ツヤが増していく木材です。
また、太く良質な材料を得にくいことから、昔から高級木材として扱われてきました。
今回は、桑が高級材とされてきた理由や色の経年変化、
桑の木軸ペンがどのような方におすすめなのかをご紹介します。
桑が高級木材として扱われてきた理由

桑は、太く大きな木に育ちにくく、木材として使いやすい良材が取れにくい木です。
日本では、桑の葉が養蚕に使われてきました。
そのため、木材を取るための大木として育てられたものばかりではなく、
家具や工芸品に使える太さまで育った桑は限られています。
そのなかでも、十分な大きさがあり、傷や割れが少なく、木目や色の美しい材料はさらに希少です。
まとまった量を安定して確保することも簡単ではありません。
桑が高級材とされてきたのは、希少性だけが理由ではありません。
黄色から黄金色、茶褐色へと深まる色合いや、磨くことで現れる上品なツヤも評価されてきました。
良質な材料を得にくいことと、木材そのものに美しさがあること。
その両方が、桑が昔から高級木材として大切にされてきた理由です。
桑の一番の魅力は色の経年変化

桑の木軸ペンをおすすめしたい一番の理由は、使い続けることで楽しめる色の経年変化です。
桑は、新品のときには黄色味や黄金色を感じられるものが多く、
時間がたつにつれて少しずつ色が深まっていきます。
もともと茶色味のある材料も、使い込むことでさらに落ち着いた色へ変化します。
画像は、桑の木材を切り出したところです。
表面の色は大きく変化して、表面に出ていなかった部分は明るい色のままになっています。
画像は、桑の木材を切り出したところです。
表面の色は大きく変化して、表面に出ていなかった部分は明るい色のままになっています。
ペンに仕上げて数か月経った頃から、色の変化を感じれると思います。
購入したときの表情をそのまま保つのではなく、使った時間と一緒に少しずつ変わっていく木材です。
色の変化の早さや濃くなり方は、材料の個体差や使用頻度、保管する環境によって異なります。
そのため、どのような色へ育つのかを楽しみにしながら使えます。
新品の美しさだけではなく、数年後の姿まで楽しみたい方に、桑の木軸ペンはおすすめです。
桑の木軸ペンがおすすめの人
桑の魅力は、購入したときの見た目だけではありません。使いながら変化を楽しみ、木材の背景まで大切にしたい方におすすめです。
<色の経年変化を楽しみたい人>
桑は、使い続けることで色が深まり、少しずつツヤが増していきます。
購入時の状態を保つことよりも、自分で使いながら木軸ペンを育てていきたい方に向いています。日々の小さな変化を楽しめることが、桑ならではの魅力です。
<木材の背景や価値を大切にする人>
桑は、太く良質な材料を得にくく、昔から高級木材として扱われてきました。
派手な木目や知名度だけで選ぶのではなく、木材が持つ歴史や希少性に価値を感じる方におすすめです。
木について詳しい方への贈り物にも向いています。
<落ち着いた和の雰囲気が好きな人>
桑の色合いや木目には、どこか上品で落ち着いた和の雰囲気があります。
日本の木材や伝統的な工芸品が好きな方、自然な色合いの道具を身近に置きたい方にも、取り入れやすい木軸ペンです。
<一つのものを長く使いたい人>
桑は、長く使うことで魅力が増していく木材です。
短期間で買い替える筆記具ではなく、色やツヤの変化を楽しみながら、愛着を持って使える一本を探している方に向いています。
Penman JPで楽しむ桑の魅力

Penman JPの桑は、木目や色を確認しながら一本ずつ削り、
天然木の表情を活かして作っています。
桑には明るい黄色〜茶色味のある落ち着いたものまで個体差があります。
基本的には、明るい黄色味のものが中心です。
金具には、真鍮を本体とした日本製金具を使用しています。表面のクロームメッキによる明るい輝きが加わることで、桑の温かみのある木肌が引き締まり、上品な印象になります。
シャープペンは一般的な0.5mm芯に対応しています。ボールペンはG2規格の替え芯に対応しているため、インクを使い切った後も交換しながら使用できます。
桑の色やツヤの変化を楽しみながら、実用的な筆記具として長く使いたい方におすすめです。
まとめ|桑は時間をかけて育てたい木軸ペン
桑は、太く良質な材料を得にくく、美しい色合いや木目を持つことから、昔から高級木材として大切にされてきました。
桑の木軸ペンの一番の魅力は、使い続けることで色が深まり、ツヤが増していくことです。購入時の表情をそのまま楽しむだけでなく、使った時間とともに変化していく様子を楽しめます。
色の経年変化を楽しみたい方、木材の背景や価値を大切にする方、一つの筆記具を長く使いたい方には、特におすすめです。
Penman JPでは、日本製金具を使用した桑のシャープペンとボールペンをご用意しています。年月を重ねながら、自分だけの表情へと変化していく一本を楽しんでいただけたらうれしいです。
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