2026/10/17 11:11

こんにちは。わたなべ木工芸の渡辺です。
創業76年の伝統工芸の工房で、木軸ペンを作っています。
本日10月17日(土)19時より、黄檗(きはだ)の縮み杢を使ったPenman JPを再販します。
今回使用したのは、もともとお皿を作るために保管していた黄檗の材料です。
材料の状態では、縮み杢がどのくらい現れるのか分かりませんでした。
木軸ペンの形に削ってみると、想像以上に細かく美しい縮み杢が現れました。
光の当たり方や見る角度によって、波のような模様が輝く、とてもきれいな仕上がりです。
今回は、材料の写真と完成した再販分の写真を見ながら、
黄檗の特徴と今回のPenman JPについて簡単にご紹介します。
黄檗(きはだ)とはどのような木?
黄檗は、日本各地に分布するミカン科の広葉樹です。
心材は緑色をわずかに帯びた黄褐色で、年輪が比較的はっきりしています。昔から家具や内装材のほか、お椀やお盆などの材料にも使われてきました。
「きはだ」という名前は、樹皮の内側が鮮やかな黄色をしていることに由来します。木材としても明るく落ち着いた色合いがあり、木軸ペンにすると木目をしっかり楽しめる樹種です。
15年以上保管してきた、お皿用の黄檗

わたなべ木工芸は、もともと漆器の木地を作っていた工房です。そのため、工房にはお皿などを作るために、丸く製材して保管してある材料が多くあります。
今回のPenman JPには、その中から15年以上前から保管してきた黄檗の材料を使いました。

材料の表面を見ただけでは、縮み杢がどのように現れるのか判断しにくい状態でした。
ただ、側面の一部にはきれいな縮みが見えていたため、
「この材料なら美しい縮み杢が出るかもしれない」と期待しながら制作を始めました。
削って現れた、最高の縮み杢

黄檗を木軸ペンの形へ削っていくと、細かく波打つような縮み杢が少しずつ現れました。
側面に縮みが見えていたため期待はしていましたが、完成したPenman JPには、
想像していた以上に美しい杢が出ています。
光の当たり方や見る角度を変えると、縮み杢が立体的に揺らめくように見えます。
今回の材料を選んで本当によかったと思える、作り手としてもうれしい仕上がりになりました。
黄檗の縮み杢Penman JPを再販します
黄檗の縮み杢Penman JPは、本日10月17日(土)19時から再販します。
記事に掲載している5本並んだ写真が、今回販売するPenman JPです。
どの一本にも細かな縮み杢が現れていますが、色合いも渋くてかっこいいです。
美しい縮み杢を楽しめる木軸ペンを探している方には、自信を持っておすすめできる仕上がりになりました。
まとめ|15年以上保管した黄檗から現れた美しい縮み杢

今回のPenman JPには、漆器の木地を作るために15年以上保管してきた黄檗を使いました。
材料の側面に見えていた縮みから期待はしていましたが、
削ってみると想像以上に細かく美しい縮み杢が現れました。
光の当たり方によって表情が変わる、今回ならではの黄檗です。
作り手としても、とてもうれしい仕上がりになりました。
黄檗の色合いと縮み杢に魅力を感じた方に、手に取っていただけたらうれしいです。
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