2026/03/13 15:06

木軸ペンについて調べていると、
「経年変化」という言葉を見かけることがあります。
まず読み方ですが、”経年変化(けいねんへんか)”と読みます。
でも、
・経年変化って何?
・本当に色が変わるの?
・長く使うとどうなるの?
と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。
木軸ペンは、プラスチックや金属のペンとは違い、
使っていくうちに少しずつ表情が変わっていく筆記具です。
今回は、木軸ペンを作っている職人の立場から
木軸ペンの経年変化とはどんなものなのか、
そして長く使うとどのように変わっていくのかを解説していきます。
木軸ペンの経年変化とは?
経年変化とは、
時間の経過とともに素材の色や質感が変わっていくことをいいます。
木は自然素材なので、長く使うほど少しずつ変化していきます。
これは劣化というよりも、木ならではの自然な変化です。
例えば、木軸ペンの場合は
・色が少しずつ濃くなる
・表面にツヤが出てくる
といった変化が起こります。
新品のときは、木そのものの色や質感が楽しめますが、
使い続けることで少しずつ表情が変わっていくのが木軸ペンの魅力です。
この変化は、使う人や使い方によっても違ってきます。
そのため、長く使うほど自分だけの一本に育っていくとも言われています。
木軸ペンはどのくらい経年変化する?
木軸ペンの経年変化の大きさは、
使われている木の種類によって違います。
例えば、比較的変化がわかりやすい木としては
・山桜(やまざくら)
・桑(くわ)
などがあります。
これらの木は、使い込むうちに少しずつ色が深くなり、
飴色のような落ち着いた色合いに変わっていくことがあります。

上の画像は、実際に僕が使っている「桑」のペンと新しい物を並べてみた画像です。
左が1年くらい使った物で、右は削ってから1ヶ月たっていない状態です。
左が1年くらい使った物で、右は削ってから1ヶ月たっていない状態です。
かなり違っていますね!
桑の木の色に関しては、個体差があるのではじめから色が濃くでている物もあるんですが、
はじめから色の濃い物も使い込むうちに、より濃い色に変化していきます。
桑の木の色に関しては、個体差があるのではじめから色が濃くでている物もあるんですが、
はじめから色の濃い物も使い込むうちに、より濃い色に変化していきます。
一方で、
・黒檀(こくたん)
・紫檀(したん)
などの色の濃い木は、
もともとの色が深いため、変化は比較的わかりにくいことが多いです。
ただし、どの木でも共通しているのは、
使っていくうちに少しずつツヤが出てくることです。
手で触れることで木の表面がなじみ、
新品のときとはまた違った風合いになっていきます。
経年変化は悪いこと?
「色が変わる」と聞くと、
劣化しているのではないかと心配になる方もいるかもしれません。
ですが、木軸ペンの場合、
経年変化は悪いことではありません。
むしろ木の製品では、
使い込むことで味が出てくると考えられることが多いです。
新品のときは、木そのものの色や木目の美しさがあります。
そして使い続けていくうちに、少しずつツヤが出て、
落ち着いた色合いに変わっていきます。
この変化は、使う人や使う環境によっても違うため、
同じ木軸ペンでも少しずつ違った表情になっていきます。
長く使うほど、自分の手になじんでいく。
そうした変化を楽しめるのも、木軸ペンの魅力のひとつです。
まとめ
木軸ペンの経年変化とは、
時間とともに木の色や質感が少しずつ変わっていくことです。
これは劣化ではなく、木という自然素材ならではの変化です。
使い続けることでツヤが出たり、色が深くなったりと、
少しずつ自分だけの一本になっていきます。
新品のときの美しさも魅力ですが、
長く使うことで変化していく表情も木軸ペンの楽しみのひとつです。
これから木軸ペンを使う方は、
経年変化も楽しみながら長く使っていただければ嬉しいです。
仕事のことだったり、人生のことだったり、工房で仕事をしながら考えていることをnoteで書いています。
よかったら、読んでみてください。
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