2026/03/27 09:32
木軸シャーペンを選ぶとき、
「どうせなら長く使って楽しめるものがいい」と思いませんか?
その中でもよく聞くのが、
「経年変化を楽しみたい」という声です。
そもそも経年変化とは、
使い込むことで木の色や質感が少しずつ変わっていくことをいいます。
たとえば、
・色が少しずつ深くなる
・表面に艶が出てくる
・手にしっくり馴染んでくる
こうした変化は、木製ならではの魅力です。
ただ、ここでひとつ大事なポイントがあります。
木の種類によって、経年変化の“楽しさ”は大きく変わります。
せっかくなら、
・変化がわかりやすい
・使うほどに愛着が増す
・「育てている感覚」がある
そんな一本を選びたいところです。
この記事では、
木軸シャーペンの経年変化を楽しみたい方に向けて、職人として一番おすすめしたい木をご紹介します。
おすすめは「桑」の木

結論からお伝えすると、
木軸シャーペンの経年変化を楽しみたいなら「桑」がおすすめです。
数ある木材の中でも桑は、
・色の変化がしっかり感じられる
・使うほどに自然な艶が出てくる
・変化がわかりやすく、愛着が湧きやすい
という特徴があります。
職人としてこれまで多くの木を扱ってきましたが、
「経年変化を楽しみたい」という方には、まず最初におすすめしたい木です。
“使って育てる楽しさ”を一番感じやすい木が、桑です。
桑がおすすめな理由
① 色の変化がしっかり出る
桑の木は、最初はやや明るめの色合いですが、
使い込むことで少しずつ飴色へと変化していきます。
この変化がとても自然で、
しかも「ちゃんと変わっていくのがわかる」のが特徴です。
一年程度でしっかり色の変化を感じれます

② 程よい硬さで、傷が付きにくく長く使いやすい
桑は、適度な硬さがある木材のため、
日常使いでも傷が付きにくいのが特徴です。
木軸シャーペンは毎日使うものだからこそ、
どうしても細かな傷はついていきます。
その点、桑は比較的ダメージに強く、
きれいな状態を保ちながら使い続けやすい木です。
長く使う中で、ゆっくりと変化を楽しめるのが魅力です。
③ 変化のバランスがちょうどいい
経年変化は木によってかなり差があります。
・変化がゆるやかすぎてわかりにくい木
・逆にクセが強くて好みが分かれる木
その中で桑は、
変化がしっかり感じられるのに、派手すぎない
という絶妙なバランスがあります。
そのため、
・初めての一本でも楽しみやすい
・長く使っても飽きにくい
という特徴があります。
他の木との違い
木軸シャーペンに使われる木材はさまざまですが、
それぞれ経年変化の特徴が違います。
たとえば、
・山桜
→ やさしく飴色やピンク色に変化するが、やや変化はゆるやか
・欅(けやき)
→ 色が濃くなっていくが、変化はやや緩やか
・ブビンガ
→ 色に深みが出るが、最初から完成度が高い印象

どれも魅力的な木ですが、
「変化のわかりやすさ」と「使いやすさ」のバランスで見ると、桑がちょうどいいポジションになります。
・しっかり変化を感じられる
・日常使いでも安心して使える
・クセが強すぎず、長く付き合いやすい
こうしたバランスの良さが、
桑をおすすめする理由です。
〜職人の視点〜
正直に言うと、
経年変化だけで見れば、どの木にもそれぞれの良さがあります。
ただ、その中でも桑は、
「変化のわかりやすさ」と「長く使いやすさ」のバランスがとても良い木です。
また、お客様からも
「長く使えそうで安心しました」
「変化が楽しみで、大事に使っています」
といった声をいただくことが多い印象です。
そして桑は、昔から日本人の生活に馴染みがある木で、
色の変化を楽しめることから、高級な銘木として扱われてきました。
そうした木を、いまの時代に
木軸シャーペンとして若い世代の方に使っていただけることは、
伝統工芸に関わってきた職人として、
とても嬉しく感じています。
木は、完成された製品ではなく、
使うことで少しずつ完成に近づいていく素材だと思っています。
その中で桑は、
「使う時間そのものが楽しみになる木」だと感じています。
まとめ
木軸シャーペンの魅力のひとつが、
使い込むことで変化していく「経年変化」です。
ただ、その楽しさは木の種類によって大きく変わります。
その中でも桑は、
・変化がわかりやすい
・傷が付きにくく長く使いやすい
・使うほどに愛着が増していく
というバランスの良さがあります。
「これから長く使っていきたい」
「経年変化をしっかり楽しみたい」
そんな方には、まず最初におすすめしたい一本です。
ぜひ、自分だけの変化を楽しみながら、
長く使える一本を育ててみてください。
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