2025/08/21 15:28


桜の木って、日本人にとって特別な存在ですよね。
春になると一斉に咲く桜の花は、新しい生活の始まりを感じさせてくれます。

そんな桜の木の中でも、ぼくたちが使っているのは 「山桜」 という種類の木です。

山桜は、野山に自生する野生の桜で、落ち着いた色合いとやさしい木目が特徴。

その山桜を使ったシャーペンは、手に取ると木の温もりを感じられて、勉強や仕事の時間がちょっと楽しくなるんです。

しかも一本一本で木目が違うから、自分だけの特別な一本に出会えるのも嬉しいところ。

だからこそ、自分用に選ぶのはもちろん、入学祝いや就職祝いなどの贈り物としても人気があります。
今回は、そんな 山桜のシャーペン の魅力について、職人目線でやさしくお話ししていきたいと思います。

桜の木(山桜)の特徴とは?

桜の木といっても、実は種類がいろいろあります。
ぼくたちが使っているのは、その中でも 「山桜(やまざくら)」 と呼ばれる木です。
山桜は、日本の山に自生している野生の桜。
街路樹でよく見かけるソメイヨシノと違って、昔から家具や器などにも使われてきた実用的な木なんです。

色合いはほんのり赤みを帯びた明るい黄色っぽい色で、手に取るとやさしい雰囲気があります。
派手すぎず落ち着いた印象なので、学生さんから社会人まで幅広く好まれるんですね。

木目は比較的おだやかで、一本一本に個性があります。
ときには「杢(もく)」と呼ばれる特別な模様が現れることもあるんです。

杢というのは、木の成長の中で偶然できる模様のことで、同じ木でも出たり出なかったりします。
木の繊維が光の加減でゆらめいたり、独特の年輪模様が出ていたりと、「自然が生み出したアート」ともいえる美しさなんですよ。

さらに、山桜は使い込むほどに色が深まり、ツヤが出てくるのも魅力です。
最初は明るい黄色っぽい色合いの物が多いですが、
年月とともに飴色やピンクっぽい色に変化していくので、「育てる楽しみ」がある木材なんです。


桜の木のシャーペンが選ばれる理由

桜の木で作られたシャーペンは、見た目の美しさだけじゃなく、
実際に使ってみると「なるほど」と思える魅力があります。

手に馴染むやさしい手触り
金属やプラスチックのシャーペンと違って、木はほんのり温かみがあります。
長く持っていても冷たさを感じにくく、自然素材ならではのやさしい触り心地です。

華やかで明るい印象
桜の木は、木材の中でも明るい色合いをしているので、手元がふわっと柔らかい雰囲気になります。
持っているだけで、ちょっと上品で華やかな印象を与えてくれるんです。

一本ごとに違う木目の特別感
同じ「桜の木」から作ったシャーペンでも、木目や色の出方は一本ずつ違います。
世界にひとつだけ、自分だけの模様を持ったシャーペンに出会えるのは、木軸ペンならではの楽しみです。

使うほどに増す味わい
新品のときは明るい色合いですが、使っていくうちに少しずつ色が深まり、ツヤが出てきます。
「育てるように変化していく」のも桜の木の大きな魅力です。

自分用におすすめなポイント

桜の木のシャーペンは、ギフトとして人気があるのはもちろんですが、
実は 自分用にこそ選んでほしい一本 なんです。

勉強や仕事のモチベーションが上がる
お気に入りの道具があると、それだけで気分が変わりますよね。
「今日はこのシャーペンを使いたいから机に向かおう」なんて、ちょっとした楽しみになるんです。

手元に自然の温もりを感じられる
金属やプラスチックにはない、木のやわらかい質感。
手に触れるたびにほっとするので、仕事や勉強の相棒にぴったりです。

使い込むほどに自分色に育つ
山桜は時間が経つと少しずつ深みのある色に変化していきます。

毎日使ううちに、世界に一つだけの「自分だけの一本」に育っていくのは、他の文房具にはない楽しみです。

ギフトにも喜ばれる理由

桜の木のシャーペンは、自分用に楽しめるのはもちろんですが、
実は 贈り物としてもとても人気 があります。

桜=門出やお祝いの象徴
桜は「春」「新しい始まり」のイメージがあるので、入学祝いや就職祝いといった節目の贈り物にぴったり。
日本人にとって特別な意味を持つ木だからこそ、喜ばれやすいんです。

実用性が高く、誰でも使える
シャーペンは学生も社会人も必ず使う文房具。
贈られた相手が「使いどころに困る」ということがないので、安心してプレゼントできます。

男女問わず、幅広い年代に合う
桜の木は明るくやさしい色合いなので、男性にも女性にも違和感なく使っていただけます。
シンプルで落ち着いたデザインだから、世代を問わず贈れるのも強みです。

一本ごとに違う木目=特別感
桜の木は同じ樹種でも、一本ごとに木目や色合いが少しずつ違います。

「世界にひとつだけ」という特別感は、ギフト選びで一番大事なポイントですよね。

外国の方への贈り物にもおすすめ
桜は日本を象徴する木。海外の方へのお土産やギフトとしても喜ばれます。

海外の方へのギフトでは1番人気です。
「日本らしさ」と「実用性」を兼ね備えているので、安心して贈れるのも魅力です。

長く使えるから思い出になる
消耗品のプレゼントと違って、木のシャーペンは大切に使えば何年も愛用できます。

「入学祝いでもらったシャーペンをずっと使っている」なんていう思い出にもつながるんです。


他の木材との違いもチェック

木のシャーペンといっても、使われる木材によって雰囲気や印象はガラッと変わります。
桜の木の特徴をもっとわかりやすくするために、他の代表的な木材と比べてみましょう。

欅(けやき)との違い
欅は木目がはっきりしていて、力強く元気な印象を与えます。
男性的で存在感のある雰囲気を好む人にはぴったり。

それに対して桜は、やさしく柔らかい印象で、男女問わず誰にでも合うのが特徴です。

栃(とち)との違い
栃は白っぽく明るい木肌で、上品でシンプルな印象があります。
当工房のトチは縮み杢(ちぢみもく)と呼ばれる波模様が入っているものと使っています。

桜は栃より少し赤みがあり、シンプルな印象です。
硬さがトチよりも硬いので、傷や汚れの付きにくく、実用性の高さでは山桜が一歩リードといった印象です。

桑(くわ)との違い
桑は黄色みを帯びた色合いで、使い込むほどに深みのある飴色へと変化していきます。

桜もまた、明るい色合いから少しずつ落ち着いた赤みを増していくので、どちらも 経年変化を楽しめる木です。
ただ、桜はやさしく華やかな印象、桑はしっとり落ち着いた印象へと変化していく…そんな違いがあります。

まとめ|桜の木のシャーペンで日常を彩る

桜の木、特に山桜は、やさしい色合いと温もりある手触りが魅力の木材です。
一本ごとに違う木目や、使い込むほどに深まる色合いは、持つ人だけの特別な一本に育っていきます。

自分用に選べば、毎日の勉強や仕事がちょっと楽しくなる。
贈り物にすれば、日本らしさと実用性を兼ね備えたプレゼントとして、きっと喜んでもらえる。

桜の木のシャーペンは、そんな「自分用にもギフトにもおすすめ」できる一本です。
あなたもぜひ、このやさしい一本を手に取って、日常に木の温もりを添えてみてください。
では、またー!