2026/02/26 17:33

「木軸ペンって、傷つきやすいんですか?」
これは、これまでに何度もいただいてきた質問です。


木でできていると聞くと、どうしても

「やわらかそう」
「大事に扱わないといけなさそう」

そんなイメージを持たれる方も多いと思います。

実際、初めて木軸ペンを検討している方ほど、

「普段使いしても大丈夫かな?」
「すぐに傷だらけにならないかな?」
と不安になりますよね。

でも結論から言うと、
木軸ペンは思っているほど傷つきやすいものではありません。

今回は、


・なぜ木軸ペンが意外と丈夫なのか

・それでも傷がついたとき、どう考えればいいのか

このあたりを、職人目線で正直にお話ししていきます。

結論|木軸ペンは思っているほど傷つきません

先ほども書きましたが、
木軸ペンは思っているほど傷つきやすいものではありません。

というのも、わたなべ木工芸で木軸ペンに使われている木は、
どんな木でもいいから使っている、というわけではないからです。

針葉樹はやわらかいものが多いため、あまり採用せず、
比較的硬さのある広葉樹を選んで使うことが多いです。

そうした木は繊維が詰まっていて、日常使いでも安心感があります。

もちろん、金属やコンクリートに強くぶつければ傷はつきますが、
普通に使っている分には、
「すぐにボロボロになる」ということはほとんどありません。

木軸ペンは、
“気を使って飾っておくもの”ではなく、
毎日の中で使ってもらうための筆記具です。

まずは、「思っているより丈夫なんだ」
そう感じてもらえたら嬉しいです。

傷は「大切に使ってきた時間」が刻まれていくということ

ここまで読むと、
「じゃあ、まったく傷はつかないんですか?」
と思われるかもしれません。
正直に言うと、傷がまったくつかないわけではありません。

木は天然素材なので、
落としたり、硬いものに当たったりすれば、

どうしても小さな傷が入ることはあります。
ただ、それは決して悪いことではありません。

木軸ペンの魅力は、
使うほどに少しずつ表情が変わっていくところにあります。
小さな傷が入ることで、
木目がよりはっきりと見えてきたり、
色味が少し深くなったりすることもあります。
それは、
「大切に使ってきた時間」が刻まれていく、ということ。

新品のままの一本もきれいですが、
使い込まれて、
自分の手に馴染んだ一本には、
その人だけの味があります。
木軸ペンは、
完璧な状態を保つためのものではなく、
一緒に時間を重ねていく道具だと、僕は思っています。

気になる方へ|傷を減らすちょっとしたコツ

とはいえ、
「できるだけきれいに使いたい」
そう思う方もいらっしゃると思います。
特別なことをする必要はありませんが、
少しだけ気をつけるだけで、傷はぐっと減らせます。

たとえば、
・ペンケースに入れて持ち歩く
・鍵などの硬い小物と一緒にしない
・机の上で転がり落ちやすい場所に置かない

ペンケースを選ぶなら、
1本ずつ仕切りのあるペンケースがおすすめです。

ペン同士がぶつかりにくくなるので、より安心して使えます。

とはいえ、
完璧に守ろうとしなくても大丈夫です。
木軸ペンは、
多少ラフに使っても問題ないように作っています。

「気をつけすぎて、結局あまり使わない」
それが一番もったいないな、と僕は思っています。


まとめ

木軸ペンは、
「木だから傷つきやすそう」
そう思われがちですが、
実際は思っているほど繊細なものではありません。
硬さのある広葉樹を選んで作っているので、
日常使いで神経質になる必要はありません。

そして、もし小さな傷がついたとしても、
それは大切に使ってきた時間が刻まれた証です。

新品のままの一本も素敵ですが、
使い込まれて、自分の手に馴染んだ一本には、
その人だけの味があります。
木軸ペンは、
飾っておくためのものではなく、
毎日の中で使いながら育てていく文房具。
ぜひ、気負わず、
自分のペースで使ってみてください。


わたなべ木工芸では、国産の木を中心に一本ずつ丁寧に仕上げた木軸ペンをご用意しています。

気になる方は、ぜひこちらからご覧ください。