2026/03/11 11:19

以前、お客様からこんなお問い合わせをいただいたことがあります。
雨の日に通学していた学生さんで、カバンの中に雨水が入ってしまい、
中のものが全部びしょ濡れになってしまったそうです。
その中に、購入していただいた木軸ペンも入っていたとのことでした。
「浸水レベルで濡れてしまったのですが、どうすれば良いでしょうか?」
木でできているペンなので、
水に濡れるとダメになってしまうのではないかと心配されたようです。
実際のところ、木軸ペンは水に弱いのでしょうか?
この記事では、木軸ペンと水の関係について、
そして濡れてしまった場合の対処法を職人の視点から解説します。
木軸ペンは水に弱いの?
結論から言うと、多少濡れてしまってもすぐにダメになることはありません。
木軸ペンは木でできていますが、表面にはオイルや蜜蝋ワックスなどの仕上げがしてあります。
そのため、少し水分がついた程度で大きなダメージが出ることはほとんどありません。
先ほどの学生さんのケースでも、ペンを拭いてしっかり乾かしていただいたところ、数日かけてゆっくりと自然乾燥していただき、その後も問題なく使っていただけました。
ただし、木材は水分を吸う性質があります。
そのため
・長時間水につける
・濡れたまま放置する
といった状態は避けた方が安心です。
日常の使用で少し濡れる程度であれば、そこまで神経質になる必要はありませんが、
水につけっぱなしの状態には注意するというのが木軸ペンとの上手な付き合い方です。
日常使用で気をつけることは?
基本的に、普段使いの中で水をそこまで気にする必要はありません。
例えば
・ 少し手が濡れている
・手汗がつく
・雨の日にカバンに入れて持ち歩く
この程度であれば、ほとんど問題なく使うことができます。
実際に木材は、家具や食器、建材などにも使われている素材です。
日常生活の中で使うことを前提に作られています。
ただし、次のような状態は避けた方が安心です。
・水に長時間つける
・濡れたままケースやカバンに入れっぱなしにする
木は水分を吸う性質があるため、濡れた状態が続くとシミや割れの原因になることがあります。
とはいえ、特別な扱いが必要なわけではありません。
普通の筆記具と同じように使っていただければ大丈夫です。
もし濡れてしまったときの対処法

もし木軸ペンが濡れてしまった場合は、慌てる必要はありません。
まずは、柔らかい布やティッシュなどで表面の水分をやさしく拭き取ってください。
その後、風通しのよい場所で自然乾燥させれば基本的には問題ありません。
このとき注意したいのは、急激に乾かそうとしないことです。
例えば
・ドライヤーで乾かす
・ストーブやヒーターの近くに置く
・直射日光を長時間当てる
といった方法は、木に負担がかかる可能性があります。
木はゆっくり乾燥させる方が安心です。
濡れた場合も、水分を拭き取って自然に乾かすことを意識していただければ大丈夫です。
また、しっかり乾いたあとに軽くメンテナンスをしてあげると、より安心して使うことができます。
メンテナンスをすると水にも強くなる

木軸ペンは、定期的にメンテナンスをしてあげることで、より長く良い状態で使うことができます。
例えば、月に一度ほど蜜蝋ワックスでお手入れをしてあげると、
木の表面に保護膜ができるため、水分にも強くなります。
木材はもともと水分を吸う性質がありますが、オイルやワックスを塗ることで表面が保護され、
汚れや水分の影響を受けにくくなります。
また、お手入れをすることで木のツヤも出て、使い込むほどに味わいが増していきます。
少し手をかけてあげることで、木軸ペンはより長く楽しむことができる筆記具です。
木軸シャーペンのメンテナンス方法|乾拭きだけで長持ちさせるコツ
まとめ
木軸ペンは木でできていますが、日常の使用で水をそこまで心配する必要はありません。
もし濡れてしまった場合でも、慌てずに水分を拭き取り、風通しの良い場所で自然乾燥させれば基本的には問題なく使うことができます。
ただし、
・水に長時間つける
・濡れたまま放置する
・急激に乾燥させる
といった使い方は、木に負担がかかる可能性があるため避けた方が安心です。
また、月に一度ほど蜜蝋ワックスなどでメンテナンスをしてあげると、木の表面が保護され、水分にも強くなります。
木軸ペンは、使いながら少しずつ手入れをしていくことで、ツヤや風合いの変化も楽しめる筆記具です。
ぜひ日常の中で、木ならではの手触りや経年変化を楽しんでみてください。
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