2025/08/03 16:44

最終更新日:2026年10月6日
木のシャーペンって、なんだか特別な感じがしますよね。
あたたかみのある見た目や、一本ずつ違う木目。
使ううちに色やツヤが変わっていくことも、木のシャーペンならではの魅力です。
こんにちは。わたなべ木工芸の渡辺です。
創業76年の伝統工芸の工房で、木軸ペンを製作しています。
わたなべ木工芸でも、中学生や高校生の方に、
よく初めての木軸シャーペンとして選んでいただいています。
でも、買う前には気になることもあると思います。
「少し高いけれど、長く使えるのかな?」
「毎日の勉強に使っても大丈夫?」
「お手入れって難しくない?」
今回は、木のシャーペンが気になっている中高生や、
プレゼントを考えている保護者の方に向けて、買う前に知っておいてほしい3つのポイントをお伝えします。
わたなべ木工芸の木軸シャーペンを紹介しながら、長く使うための注意点や修理、
おすすめの木の種類について、作り手の目線でお話しします。
お気に入りの木のシャーペンが、勉強にも日常にも寄り添う、長く使える“相棒”になればうれしいです。
中高生にも木のシャーペンが人気な理由

木のシャーペンを選ぶ理由は、
「見た目がかっこいい」「人と被らないものを使いたい」「木の手触りが好き」など、
さまざまです。
毎日使う筆記具だからこそ、自分が気に入ったものを持つ楽しみがあります。
ここでは、木のシャーペンならではの魅力をご紹介します。
<手になじむ、やさしい手触り>
木のシャーペンは、指に触れる木の質感が魅力です。
なめらかに仕上げた木軸には、木ならではの手触りがあります。
ノートを書いたり、問題を解いたりするときに、木の感触を楽しんでいただけます。
持ち心地の好みは人それぞれですが、
「毎日手に取るものだから、触れたときの感触も大切にしたい」という方には、
木軸シャーペンがおすすめです。
<見た目がおしゃれで、人とかぶらない>
天然木のシャーペンは、ひとつひとつ木目(もくめ)が違うのが大きな魅力。
木目というのは、木の年輪が作りだす模様のことで同じものがふたつとありません。
僕も中学生の息子に入学のタイミングで木のシャーペンをプレゼントしましたが、
そのときは、「お友達にドヤれる」と喜んでいました。
お気に入りの筆記具を持って、誰かに見せたくなる。その気持ちは、ものを作る側としてもうれしいものです。
<使えば使うほど、変化する>
木のシャーペンは、新品のときの美しさに加えて、使ううちの変化も楽しめます。
木の種類や使い方によって、少しずつ色が深まったり、ツヤが変わったりします。
毎日の授業や宿題、試験勉強。そうした時間を一緒に過ごすうちに、ペンの表情にも変化が現れます。
「買ったときと、少し色が変わってきたな」
そんな変化に気づくことも、長く使う楽しみの一つです。
ときどきお手入れをしながら、自分のお気に入りとして使い続けていただけたらと思います。
買う前に知っておきたい3つのこと

木のシャーペンを長く楽しむために、購入前に知っておいてほしいことがあります。
難しいことではありませんが、扱い方や修理について確認しておくと、
気に入った一本を使い続けやすくなります。
<① 水濡れや衝撃にはちょっと注意>
木軸シャーペンは、毎日の勉強にも使える筆記具です。
ただ、飲み物をこぼしたり、机から落としたりすると、シミや傷、故障につながることがあります。
以前、「雨で学校から帰る途中にカバンの中まで濡れて、筆箱も水浸しになってしまった」
というお問い合わせをいただきました。
学生の方は、通学中に急な雨に遭うこともありますよね。
濡れた場合は、まず柔らかい布で水分を拭き取り、
直射日光や高温を避けた、風通しの良い場所で自然に乾かしてください。
濡れた筆箱に入れたままにしたり、ドライヤーなどで急に熱を加えたりしないようにしましょう。
ひどく濡れてしまった場合や、動作がおかしい場合は、工房へご相談ください。
普段は柔らかい布で乾拭きし、月に1回程度を目安に、
木が乾いてきたと感じたときに少量の蜜蝋ワックスでお手入れしてください。
薄く塗って余分なワックスを拭き取ると、自然なツヤや手触りを楽しめます。
持ち歩くときは、筆箱の中でほかの筆記具や定規と強くぶつからないようにすると、傷を防ぎやすくなります。
少し気を配りながら使うことも、木のシャーペンと長く付き合う楽しみの一つです。
<② 修理できる?長く使うならここが大事>
毎日使っていると、芯が出なくなったり、ノックが効かなくなったりすることがあります。
木軸シャーペンも、内部には金属製の機構が入っているため、不具合が起きる可能性はあります。
だからこそ、購入前には、故障したときに修理を相談できるか確認しておくのがおすすめです。
わたなべ木工芸では、Penman JPの購入後の修理に対応しています。
不具合が起きた場合は、無理に分解したり力を加えたりせず、まずは工房へお問い合わせください。
状態を確認し、修理についてご案内します。
使ううちに愛着が湧いた木軸を、できるだけ長く手元に置いていただきたい。
そのために、お届けしたあとの対応も大切にしています。
<③ 高価なモデルはなぜ高いの?>
木のシャーペンを探していると、価格に幅があることに気づくと思います。
その違いには、木材の希少性や木目、使われている金具、製作にかかる手間などが関わっています。
珍しい木材や、「杢(もく)」と呼ばれる特別な模様が現れた材料は、
手に入りにくい分、価格が高くなることがあります。
Penman JPでは、たくさんの材料から木目の良いものを厳選し、木地師が一本ずつ木軸を仕上げています。
さらに、真鍮製の日本製金具を組み合わせ、木の美しさと、
滑らかなノック感やしっかりした重みを大切にしています。
初めての一本であれば、特別な杢のものではなく、
気に入った木の色や雰囲気から選んで大丈夫です。
気に入った木の色や雰囲気から選んで大丈夫です。
予算の中で、「これを毎日使いたい」と思えるものを探してみてください。
なお、Penman JPは木材によって約32〜36gあり、太さと重みを楽しめるモデルです。
購入前には、普段使っているペンの重さや太さと比べて、
自分の好みに合いそうか確認してみてください。
初めて選ぶならこんな木の種類がおすすめ

木のシャーペンは、使う木によって色や木目の印象が変わります。
初めての一本なら、写真を見て「この木が好きだな」と感じる気持ちも大切にしてみてください。
ここでは、Penman JPで楽しめる、おすすめの3種類をご紹介します。
<欅(けやき)|迷ったらこれ!王道の木材>

欅は、わたなべ木工芸の木軸ペンで一番人気の木材です。
明るくあたたかい色合いと、はっきりした木目があり、「これぞ木のペン」と感じられる表情を楽しめます。
Penman JPの太めの木軸では、欅の模様を広い面で眺められます。
木軸シャーペンを選ぶからには、木目の美しさを楽しみたい。そんな方におすすめです。
わたなべ木工芸では、豊富な欅の材料の中から、木目の良いものを厳選して製作しています。
使ううちに色が深まり、ツヤが変わっていくことも魅力です。
どの木にするか迷ったときには、まず欅を候補にしてみてください。
<山桜(やまざくら)|やわらかく、やさしい雰囲気が魅力>

山桜は、日本の野山に育つ桜の木です。きめ細かな木肌と穏やかな木目があり、
ほんのり赤みを帯びたあたたかい色合いを楽しめます。
華やかな模様よりも、自然で落ち着いた雰囲気が好きな方におすすめです。
なめらかに仕上げた木肌の手触りも、ぜひ楽しんでいただきたいところです。
桜には、春や入学、新しい学校生活のイメージがあります。
そのため、学生へのプレゼントとしても、男女ともにおすすめしています。
毎日の勉強で使う一本に、親しみのある桜の木を選ぶ。入学や進級のお祝いにも、候補にしていただきたい木です。
<桑(くわ)|色の変化を楽しみながら、長く使いたい方に>

桑は、黄みのあるあたたかい色合いと、はっきりした木目が魅力です。欅とはまた違う色の雰囲気があり、木らしい表情を楽しめます。
特におすすめしたいのは、使ううちの変化を楽しみたい方です。桑は少しずつ深みのある褐色へと変わっていくため、買ったときと、使い続けたあとの表情を見比べる楽しみがあります。
毎日の授業や宿題、試験勉強を一緒に過ごしながら、「少し色が濃くなってきたな」と気づく。そんなふうに、自分の一本として愛着を深めていただけたらと思います。
Penman JPの太めの木軸では、桑の木目と色合いを広い面で楽しめます。初めての木軸シャーペンでも、お手入れをしながら長く使い、木の変化を楽しみたい方におすすめです。
Penman JPの樹種一覧|木材ごとの特徴とおすすめの選び方を職人が解説
まとめ|木のシャーペンは、長く使える“相棒”になる
木のシャーペンには、一本ずつ違う木目や、木ならではの手触り、
使ううちに変わる色やツヤを楽しめる魅力があります。
毎日の授業や宿題、試験勉強で使うものだからこそ、「これが好き」と思える一本を選んでみてください。
お気に入りの筆記具が手元にあることは、机に向かう楽しみの一つになると思います。
長く使うためには、水濡れや落下に少し気を配り、普段は柔らかい布で乾拭きを。
月に1回程度を目安に、木の乾燥が気になったときにお手入れをすれば、
手触りやツヤを楽しみながら使い続けられます。
わたなべ木工芸のPenman JPは、厳選した天然木の軸に、真鍮製の日本製金具を組み合わせた木軸ペンです。
太めの木軸としっかりした重みを楽しめるモデルで、購入後の修理にも対応しています。
初めての一本で迷ったら、はっきりした木目の欅、やさしい雰囲気の山桜、
色の変化を楽しめる桑を候補にしてみてください。
好きな木の表情と、自分に合う重さや太さを考えながら選んでいただけたらと思います。
勉強とともに過ごし、少しずつ愛着が増していく。
そんな“相棒”になる一本を、わたなべ木工芸からお届けできたらうれしいです。
木軸シャーペンの商品一覧を見る
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